皮脂とは、毛穴の奥の方にある皮脂腺から、皮膚表面に分泌される油の事です。皮膚や毛の表面に、薄い膜状で広がり、物理的にも、化学的にも皮膚や毛髪の保護・保湿の役目をしています。
皮脂によって、皮膚の表面は弱酸性となり、病原菌などを排除する機能も持っています。皮脂には、ロウやスクワレンの他に、トリグリセライドなどの脂肪酸(中性脂肪)が、たっぷり含まれています。「天然のクリーム」と呼ばれるくらい、皮膚にとっては大切なものなのです。
思春期には、性ホルモンの影響を受けて、皮脂の分泌が活発となります。毛穴内面の角質の増大によって、皮脂が毛穴の外に放出されずに蓄積されて、にきび発生の原因となります。また、頭皮から分泌される皮脂は、量が多い事もあり、頭皮を洗浄しないと蓄積されていき、臭いを発生する事もあります。
皮脂の分泌量は肌質に影響し、皮脂分泌の多い肌は脂性に、少ない肌は乾性になります。また、皮脂分泌が多いと、ニキビや吹き出物の原因となってしまうのです。若い頃は、皮脂というと、ニキビや吹き出物の原因!と敬遠しがちです。けれども、この皮脂がなければ、肌を潤し、その潤いを守る事はできません。しかも、悲しい事に、皮脂分泌量は、年齢と共に、確実に減少してしまうのです。
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