鉱物油は石油を分留精製して得られる物質です。無色無臭で、酸化変質することのない不活性な物質です。
鉱物油というと、昔から「油やけやシミの原因物質=危険なもの」として、伝えられてきました。これは戦後の原料事情から、不純物の入った鉱物油を使用した化粧品が出回り、これを使用した人がシミや色素沈着を起こしてしまったという事があったからです。
現在、この油やけの原因は鉱物油そのものにあったのではなく、精製度の低い鉱物油に含まれる「不純物」にあった事が分かってきました。最近では、化粧品の鉱物油は、不純物を取り除いた純度の高い油だけを使用しています。精製技術が格段に進歩したのです。化学的にも安定し、皮膚への刺激性もありません。
「流動パラフィン」は、界面活性剤の力を借り、水なじみが良く、乳化しやすく、伸びが良く浸透性はほとんどありません。クレンジングクリームなどに使用されています。また、乳液、クリーム、口紅などの原料として使用され、エモリエント効果を発揮しています。危険な鉱物油の代表格のように言われますが、べビーオイルの原料にもなっているのです。
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